JAXAさん、学歴不問かつ身長149.5cm以上という新しい条件で宇宙飛行士を応募することに

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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は19日、有人月探査を視野に入れた新しい飛行士の応募を始めると発表した。

 これまでは理系の大学を卒業していることや水泳、英語力など厳しい条件があったが、試験で判断したり訓練で身につけたりできるなどとして多くを撤廃。門戸を広くして多数の応募を得る狙いだ。JAXAによると、公的機関の飛行士の応募が学歴を不問とするのは世界初という。

 JAXAが飛行士を募集するのは13年ぶり。応募期間は12月20日から来年3月4日までで、4回の試験や検査を経て、23年2月ごろまでに若干名を選抜する。

 発表では、応募資格は、3年以上の実務経験があり、身長149・5~190・5センチ、矯正視力が両眼とも1・0以上、色覚・聴力が正常であること。前回の2008年までは、自然科学系の大学卒であることや、実務経験の分野も自然科学系に限られていたが、撤廃する。博士号は3年の実務経験とみなされる。

 堪能な英語力や着衣で75メートル泳げることといった条件もあったが、「試験で評価したり、訓練で習得したりできる」として削った。広告

 今回選ばれる飛行士は、国際宇宙ステーション(ISS)で滞在するだけでなく、月を回る軌道上に建設される新しい宇宙ステーションに滞在したり、月に降り立って探査したりする予定だ。会見した油井亀美也飛行士は「幅広い背景がある人に応募してもらい、今までなかった光る才能で、新しい日本の有人宇宙活動をつくってほしい」と期待した。

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採用情報

1.はじめに
日本が米国提案の国際宇宙探査に参画することが、内閣総理大臣を本部長とする宇宙開発戦略本部により決定(2019 年 10 月)されて以来、関連する国際合意への署名が進むなど、国際宇宙探査に向けた機運が高まりつつあります。

日本も、日本人宇宙飛行士の月周回有人拠点「ゲートウェイ」への搭乗や、月面における活動に向けて具体的な準備をする段階に突入しました。

国際宇宙探査時代においても、日本の有人宇宙技術が国際間で存在感を示していくためには、現在の宇宙飛行士に加えて新たな日本人宇宙飛行士を育て、地球低軌道でこれまで培ってきた有人宇宙技術をさらに発展させ、未来に継承していく必要があります。

このため宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、日本人宇宙飛行士が月面でも活躍することを想定し、新たな宇宙飛行士の候補者を募集します。今回募集する宇宙飛行士候補者は、宇宙飛行士として認定された後、国際宇宙ステーション(ISS)や日本実験棟「きぼう」をはじめ、「ゲートウェイ」や月面が活動の場となることが見込まれます。

未来を創造する宇宙飛行士の重要な役割を通じて、人類・社会への貢献を志す多様な方々の応募をお待ちしております。奮ってご応募ください。

2.受付期間
2021 年 12 月 20 日(月)から 2022 年 3 月 4 日(金)まで

3.採用人員
若干名

4.応募資格
次のすべての条件を満たす者。

(1) 2021年度末(2022年3月末)の時点で、3年以上の実務経験を有すること※1。

(2) 以下の医学的特性を有すること
身長 149.5-190.5㎝
視力 遠距離視力 両眼とも矯正視力1.0以上
色覚 正常(石原式による)
聴力 正常(背後2mの距離で普通の会話可能)

※1:修士号取得者は1年、博士号取得者は3年の実務経験とみなします。ただし、次のいずれかに該当する者は応募資格がありません。

・ 日本国籍を有しない者
・ 禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わるまでの者又はその刑の執行猶予の期間中の者その他その執行
を受けることがなくなるまでの者
・ 日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこ
れに加入した者
・ 反社会的勢力と社会的に非難されるべき関係を有している者

5.職務内容

(1) 訓練業務
選抜された宇宙飛行士候補者は、採用された後に以下のような訓練業務を行います。訓練には、航空機操縦訓練、ジェット機による無重力体感訓練、サバイバル訓練等、身体的にも厳しい項目が含まれます。

・ 宇宙飛行士候補者は、国内を中心に宇宙飛行士候補者訓練を受け、宇宙飛行士に必要となる科学・技術の知識、ISS/「きぼう」システムの概要等を学びます。また、英語、ロシア語も習得します。

・ 候補者訓練の修了後、これらの訓練結果の評価により、JAXA宇宙飛行士に認定されます。

・ その後、ISS計画に参加する日本、米国、ロシア、欧州及びカナダの宇宙機関にてISSの各システム及びその操作技術等を学びます。また、ISS搭乗が決定すれば、ミッション遂行に必要なISS操作手順、実験操作手順等の訓練及び有人輸送機(米国商業宇宙船など)の操作訓練等を行います。

・ 米国が提案する国際宇宙探査(アルテミス計画)、有人輸送機(米国新型宇宙船)、ゲートウェイに関連した訓練を行います。

(2) 搭乗業務
選抜された宇宙飛行士候補者は、宇宙飛行士として認定され、かつ特定の搭乗業務に指名されれば以下のような業務を行います。宇宙船の搭乗をはじめ、宇宙での活動には、打上げ・飛行中・帰還時の事故、身体に対する様々な影響(微小重力や宇宙放射線等の影響)、スペースデブリ衝突などのリスクが伴います。

なお、宇宙飛行士候補者として選抜されても、訓練結果の評価や ISS やアルテミス計画の変更等により、宇宙飛行できない場合があります。

・ 有人輸送機(米国商業宇宙船など)への搭乗(※1)
・ 最長6ヶ月間程度のISSでの長期滞在
・ ISS及び「きぼう」システムの操作・保全
・ ISS及び「きぼう」を利用した様々な実験・研究(※2)
・ ISS及び「きぼう」船外での船外活動(※1)
・ 有人輸送機(米国新型宇宙船)への搭乗(※1)
・ ゲートウェイでの滞在(短期)
・ ゲートウェイの操作・保全
・ ゲートウェイを利用した様々な実験・研究(※2)
・ ゲートウェイ船外での船外活動(※1)
・ 月面着陸船への搭乗(※1)
・ 月面での滞在(短期)
・ 月面での実験・研究(※2)
・ 月面での船外活動(※1)

※1 各種宇宙船や船外活動時に着用する宇宙服サイズの制約から、担当する宇宙飛行士には身体的特性の条件があり、ご自身の身体的特性によってはミッションが制約される可能性があります。

※2 宇宙医学実験・研究、ライフサイエンス研究等にて、自分自身が被験者となる研究や手技を伴う動物を扱うミッションに参加する可能性があります。

(中略)

12. 処遇

(1) 身分
選抜終了後、JAXA の職員として採用されます。

(2) 給与等
「宇宙航空研究開発機構職員給与規程」によります。

給与:経歴等を考慮の上、JAXA の規定により決定します。
本給(月額)
30 歳 約 32 万円
35 歳 約 36 万円
上記以外に、昇給年 1 回、賞与年 2 回、諸手当(超過勤務手当、住居手当、通勤手当、特殊勤務手当、宇宙飛行士手当他)、退職金制度があります。

休日休暇:完全週休 2 日制、祝祭日、年末年始(12/29~1/3)、年次有給休暇(最大 20日)、慶弔休暇、ワークライフバランス休暇(7 日)、産前産後休暇(有給)、育児休業、介護休業制度などがあります。

勤務時間:原則、始業:午前 9 時 30 分、終業:午後 5 時 45 分(午後 0 時 15 分~午後 1時休憩時間)。フレックスタイム制度、テレワーク勤務制度などの導入があります。ただし、訓練及びミッション中は、当該スケジュールを優先していただきます。

定年:60 歳(再雇用制度あり)

宿舎:業務の必要性、個別の事情及び空室状況により独身用又は世帯用を用意(ただし、同一の宿舎に継続して入居できる期間は 7 年が限度)、又は JAXA の規定により住居手当を支給します。

福利厚生:科学技術健康保険組合、労災保険、雇用保険、厚生年金、科学技術企業年金基金、共済会等があります。

(3) 主な勤務地
採用後は、JAXA の筑波宇宙センター(茨城県つくば市)での勤務になり、米国、ロシア、欧州及びカナダの宇宙機関の訓練施設等でも訓練を行います。なお、宇宙飛行士候補者の訓練(基礎訓練)期間の一部、最初の搭乗ミッション決定までの期間、及び搭乗ミッション決定後は、長期出張や海外宇宙機関への赴任となります。

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宇宙飛行士に応募するサイト

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