新型コロナの影響でハリウッド大作の今後はどうなる?

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もう一年近くが経過して現在もその感染者の数を続々と増やしている新型コロナウィルス。その影響は街の商店などに止まらず、グローバル市場をターゲットとしている多国籍企業にも大きな影響を及ぼしている。
映画業界を常にリードし続けているハリウッドでも苦渋の選択を強いられている。今年4月公開予定だった人気スパイアクションシリーズ「007」の新作は一旦11月に延期されたのち、現在は2021年4月に公開予定となっている。その度重なる公開延期に応じて同作の配給会社のイオンプロダクションとユニバーサル・スタジオは多額の損害を出し続けているという。
そこで、配給会社の経営陣はこれ以上の損害を出さないようにするためにいわゆる「損切り」を迫られている。




ストリーミングか劇場公開か?

今年公開された大作の中でストリーミングに逃げることによってリスクヘッジした作品と劇場公開に踏み切ることで勝負に出た2作品がある。この選択によって両者は明暗を分けている。その作品とは「ムーラン」と「テネット」である。
「ムーラン」はディズニーの90年代アニメーション映画の実写版でマイノリティであるアジア系アメリカ人を多く起用したことが話題となった作品である。この作品はディズニーの自前のストリーミングサービスである「ディズニー+」で追加料金を支払って限定公開された。

一方、「テネット」は公開延期がされたのち、世界的に公開され、映画館を復活させるための「救世主」という扱いが業界関係者にされていた。ちなみにあのトムクルーズも劇場に足を運んでいたことが話題になっていた。
しかし、結果的には「ムーラン」は黒字。「テネット」は赤字でストリーミングの勝利となった。

その両者の中間でバランスを取れるのかを模索している

ワーナーブラザーズの人気シリーズの続編「ワンダーウーマン84」はこの問題の「解決策」を模索している。あくまでも劇場公開作品として2021年に公開を先延ばしにし続けるのかそれとも2020年のホリデーシーズンにHBOMAX(日本にはまだ提供されていないストリーミングサービス)で限定配信するかの判断を下そうとしているとの報道があった。
2021年に新型コロナが収まっている確証もない。しかし、ファイザー社のワクチン然り、希望はある。延期して「勝負」に出るか、配信して「リスクヘッジ」するか、どの大手映画スタジオもこの問題に悩まされている。







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