Appleが2020年11月11日(水)のイベントで発表すると目されている「Apple Silicon(M1チップ)を搭載したMac製品」について9to5Macが「Apple Silicon版MacではGoogleやFacebook製のアプリが利用できないおそれがある」と報じている。
9to5Macによると、既に複数の大手iOSアプリ開発者が「Apple Silicon Mac向けのMac App Storeにアプリを提供しない」という決定をしていることが分かった。
Googleもその一つでこれによって、「YouTubeアプリ」「Googleマップ」「Googleドライブ」「Gmailアプリ」といったGoogle純正アプリが、Apple Silicon Macでは使えないことになる。

アーキテクチャの違いが顕著に?
今回発表されたApple SiliconはApple社が独自に開発し新型MacBookに搭載するものである。(これまではWindowsPCに搭載されているものと同じインテル製)これにより部分的にアプリを作ろうとするとこれまでのMacBookのものをpそのまま転用とはできない可能性があり、新規に開発する必要が出てくる。
そうなるとコストアップもかさみ対応するのが難しくなることが考えられる。
もしくはアップルストア内に提供されているiOSアプリがApple Silicon搭載Macでは使用できる点があるがそれによって「専門のアプリをわざわざ作る必要はない」と考えているアプリ提供者もいる。
Googleの強みとは?
以前から議題に上がっていたことであるが、Googleも自社のOS「ChromeOS」というものを提供している、がしかしシェアは未だWindowsのものが圧倒的だ。
動作もとても軽く魅力的なOSであるのだがやはり新規アプリであるが故、アプリ提供者側の制作・管理コスト増が懸念となる。
しかしGoogleはAppleにはない強みを持っている、それはほとんどのサービスを自分で持っているということだ、検索エンジンを始めYouTube、Gmail等様々なものがシェアを圧倒している。
たとえGoogleがAppleに見放されても生き残っていくことは容易だろう、しかしその逆は非常に難しい、AppleがGoogleと訴訟問題等に発展し「今後Apple端末にはGoogle製アプリの提供をやめる」と一度アナウンスされればスマートフォン・PCとしての利便性は一気に失われる、現在中国系スマートフォンメーカーのファーウェイ(Huawei)が米国政府の指導により同じような締め出しが行われている。
まさに現代のIT関連企業はGoogleなしではい生きていけないほどになっている。
この決定にAppleはどのように反応するのか、今後の動向を追っていきたい。