盗作騒動で過去に炎上した元銭湯絵師見習いの勝海麻衣さんが、騒動を改めて謝罪し、活動を再開することを明言した。

勝海麻衣さんは、日本の元銭湯絵師見習いであり、東京都出身だ。2019年3月24日、大正製薬のRAIZIN商品PRイベントでライブペインティングをした際に、描いたその絵が、他のイラストレーターの作品に似ているとの批判を受けて多くのメデイアが取上げたことで騒動になった。
武蔵野美術大学での卒業制作で優秀賞を受賞した作品や個展で発表した作品も多数の作家に酷似しているという批判を受けた。
事務所に所属しておらず休学中
大変ご無沙汰しております。
— 勝海麻衣 / Mai Katsumi (@katsumi60411) April 2, 2020
勝海麻衣です。
現在、私は特定の事務所には所属しておらず、大学院は休学しております。
(1/5)
盗作したことを謝罪
昨年、作品制作にあたり既存作品を模倣してしまった件に関して、作家の方々、作家を応援支援されている方々、そして今まで私がお世話になっていた大切な方々、関係者の方々、本当に数えきれない方々を巻き込み傷つけてしまいました。
— 勝海麻衣 / Mai Katsumi (@katsumi60411) April 2, 2020
(2/5)
自身が発端となっていたにもかかわらず、皆様の名誉を回復することが出来ませんでした。
— 勝海麻衣 / Mai Katsumi (@katsumi60411) April 2, 2020
改めてお詫び申し上げます。
本当に申し訳ございませんでした。
(3/5)
約1年間、今回のことを考えることのない日はありませんでした。反省、懴悔の毎日でしたが、自分という人間と向き合う時間でもあり、甘え、勉強不足、様々な事柄に対する真摯な姿勢の欠如を改めて実感しております。
— 勝海麻衣 / Mai Katsumi (@katsumi60411) April 2, 2020
(4/5)
著作・知的財産を理解し作品制作を再開する旨
今後は、ご指摘をいただいた著作・知的財産に関して知識を深め、作品制作、表現を再開しようと考えております。
— 勝海麻衣 / Mai Katsumi (@katsumi60411) April 2, 2020
引き続きご指導ご鞭撻の程、何卒宜しくお願い申し上げます。
勝海麻衣
(5/5)
彼女は自身の想いをSNS上で述べていたが、ネットユーザーの意見を見ていきたい。
この文章は自分で考えたんですか!?
— ブースくん (@funboothjp) April 2, 2020
何をパクりました、誰をナメてました、ごめんなさいってちゃんと自分の言葉で謝るべき。
— 5656 (@YrCbzv) April 2, 2020
この全文では、見つかったから謝りますって感じしか受けない。
具体的な固有名詞を挙げて何に対して、誰に対して謝ってるか明確にすべき。
自分が誰に何をしたか理解できないなら謝る意味ない。
もう、表舞台には必要ないよ
— メイセイオペラ (@meseopera) April 2, 2020
コロナ中にコッソリ表明するのオリジナルなのか
— ワインバカ (@luckyginginga) April 3, 2020
謝る相手が足りてませんよ
— サエジマ (@amijeas) April 2, 2020
パクツイされた人や他にも絵を盗作された人がたくさん居るんですが
相変わらず最低ですね
パクツイに関してはどう思ってますか?
— ロバ (@artmanmk633) April 2, 2020
あなたは本当に最低で、盗作しまくった事実は何一つ変わらないけど頑張って
— 広告クリックしてください (@necono_xxxx) April 2, 2020
コロナ禍の昨今の社会事情を考えると謝罪、活動再開するにはベストなタイミングですね。TKO木下の謝罪も全く話題に上がってないですから。
— We are the world@相互フォロー (@tokyo_ty_ty) April 2, 2020
ところでその謝罪文の文面はどこを参考にされたんですかね?
新作楽しみにしております!
— hy (@HyNiziiro) April 2, 2020
人間誰しも失敗するけど、やり直しの機会も与えられていると思います。
— 眠り猫 (@mega_satton) April 2, 2020
SNSやメディアで辛い思いをされたでしょうが、こうして再起されて嬉しく思います。
また、色々な反応が有ると思いますが、ケセラセラで。
葛飾北斎みたいに一生かかって満足しないで自分が追求する芸術を作り上げてください。
このように、ネットユーザーからの様々な意見を伺うことができる。
勝海麻衣さんにとって芸術とは何なのだろうか。よく言われることではあるが、歴史に名を残す様々な芸術家は、盗作とまではいかないが先代の芸術家の作風を模倣して描いて大成してきた。完全なオリジナルな作品は存在していないという悲観的な見方もできる。
しかし、勝海麻衣さんのように模倣の域を超えて他の芸術家の作品を描き写したような作品は倫理的、著作権的に許されることではない。
更生して新しいキャリアを積み上げることは不可能ではないが、とても厳しい道のりになるのではないだろうか。彼女の成功を祈るばかりである。