2019年12月23日に朝日新聞出版のAERA(アエラ)の雑誌で、作者のけらえいこさんがあたしンちの連載を新たに始めた。noteというサイトでもAERA(アエラ)で連載されている作品を読むことができる。
その新連載のあたしンちの作品の中で注目したい点がある。以前、読売新聞日曜日版で連載されていた時と現在連載されている朝日新聞出版のAERA(アエラ)での、主人公のみかんの弟であるユズヒコの好きなアイドルは丸野まるみ、所謂まるみちゃんであることは変わっていない印象を受けた。

出典:朝日新聞出版 AERA(アエラ) No.15 発売日2020年3月23日 引用コマ14個目
あたしンちの主な登場人物は、都立の高校2年生である長女のみかん、公立の中学2年生の長男ユズヒコ、専業主婦の母、サラリーマンの父である。彼らは、田無で分譲の3LDKのマンションに住んでいる設定であり、所謂核家族である。
主人公であるみかんの弟のユズヒコは、ある日アイドルの丸野まるみの水着の写真集が発売されていることに気づき、ノートを買うと嘘をついて母から300円をもらい、彼のお小遣いの680円と足して980円を持って買いに行った。彼が住んでいる街の本屋を訪ねてもまるみちゃんの写真集がなかったため、電車賃を浮かせるために隣町の本屋まで歩いて買いに行ったほどである。
読売新聞日曜日版で連載されていた時はこのような描写があった。ユズヒコは丸野まるみというアイドルが好きで、彼女のことを親しみを込めてまるみちゃんと呼んでいる。
7年経て始まった新連載のあたしンちでは、前述の過去の連載と同様に、ユズヒコのまるみちゃんへの熱い想いは変わっていなかった。
2020年3月23日に発売されたAERA(アエラ)の連載の作品を見ると、見飽きていた〇〇〇子(恐らくまるみちゃんのことである)の写真集を違う角度から見ると、ユズヒコがまるみちゃんを膝枕しているように感じると述べていた。
今回の回を踏まえると、丸野まるみではなく〇〇〇子と描写されていたものの同一人物であると推察でき、ユズヒコのアイドルのまるみちゃんへの熱い想いは変わっていないことがわかる。
朝日新聞出版のAERA(アエラ)の雑誌で連載されるあたしンちでの、今後のユズヒコの行動や発言に注目したいところだ。