新型コロナ 世界自動車産業に打撃

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新型コロナウイルスの拡大により、多くの自動車メーカーが中国工場での生産を一部停止しており、全世界の自動車メーカーに影響を与えることになるだろう。

現時点ではこの影響について詳細なデータなどを公表したメーカーはないが、2003年のSARSの時より大きな被害を受けることは間違いない。




生産、販売、収益へのダメージ

本社を武漢に置く「東風汽車(Dongfeng Motor)」の影響は大きく、合弁相手の日産とプショー・シトロエン(仏自動車製造・販売企業)の工場も武漢や湖北省にあり現在生産停止となっている。

新型コロナウイルスの感染拡大により、すべての自動車メーカーは影響を受けており業績悪化は免れない。JPモルガンが1月30日に発表した報告では、ホンダの営業利益率が6.1%、日産の営業利益率が11%下がる可能性があることが分かった。

世界の自動車メーカーへの影響

2月上旬、独自動車部品メーカーのべバスト(Webasto)に中国の従業員が本社を訪れ、その後少なくとも従業員6人の感染が確認された。これに伴い同社はミュンヘンにある本社閉鎖した。なお同社は自動車用サンルーフ、暖房などの部品を製造しており、最大規模の工場が武漢にある。

独部品メーカーのボッシュは武漢にステアリングとサーモテクノロジーの工場を持っており、南京に自動車ブレーキシステム「iBooster」の製造拠点があり、中国・日本・東南アジアなどの地域で販売されている。

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また日本の大手部品メーカー、デンソーは中国に約30か所の拠点を持ち、アイシン精機は40の拠点を持つ。

これら部品メーカーのネットワークは全世界に広がっており、生産・供給・物流など重要な役目を担っているため、一度生産が中断されると全世界に大きな影響を及ぼす。

今後の産業体制変更はあり得るか

各メーカーはすでに対策に乗り出している。ボルボはすでにディーラーへの支援策を公表し、今年二月のノルマ無し、ディーラー従業員への補助金などがある。

「ボルボ ディー...」の画像検索結果

また、感染症予防のため家にいる時間が長くなったことを考慮し、上汽通用五菱、長城汽車、ボルボなどがオンライン展示場を開設している。

今回の感染症で臨機応変に対処できない企業は淘汰され、実力のある企業が明確になるだろうと言われている。これにより自動車市場が再編される可能性は十分にあり得る。

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